ChatGPTをはじめとした生成AIを効果的に使うには、生成AIに送る指示文(プロンプト)をマスターする必要があります。
プロンプトの型は多くの有識者が考案しており、今回紹介する七里式プロンプト「8+1の公式」も有名なプロンプトの型の1つです。
この記事では、株式会社エキスパート代表の七里信一さんが考案した、七里式プロンプト「8+1の公式」について初心者にもわかるように解説します。
より良い回答を引き出すコツも紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
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2023年1月から生成AIの学習を開始。2023年10月から飛翔に参加。2024年6月に「認定プロンプトエンジニア試験」合格。七里信一さんのメルマガは2013年2月から登録して購読を続けている。2013年に開催された七里さんの6000人セミナーにも参加。過去に株式会社エキスパートの商品を複数購入・利用している。
七里式プロンプト「8+1の公式」とは?
七里式プロンプト「8+1の公式」は、株式会社エキスパート代表の七里信一さんが考案したプロンプトの型です。
プロンプトとは、ChatGPTなどの生成AIに送る文章のことです。生成AIの回答精度を上げるためには、プロンプトをマスターする必要があります。
七里信一さんのYouTubeで、「8+1の公式」について詳しく解説した動画があります。
「8+1の公式」は、8つの要素とプラス1の追加要素の全9要素から成り立っています。
- 前提条件: 依頼者、制作者、目的を提示して方向性を指示する【最重要!】
- 対象プロファイル: 対象を設定することで目標をさらに明確にする
- 参考情報: 回答を作成するために情報を示す
- 名詞と動詞: 何をすべきかを名詞と動詞を使って指示する【特に名詞が重要】
- 形容詞: 名詞を修飾して回答の精度を上げる
- 出力形式: 出力を形式で指定する
- 参考フォーマット: 文章構造を参考にするように指定する
- 文体指定: 使用する言葉のスタイルやトーンを定義する
- プラス1(追加情報):再度指示で精度が上がる
上記8つの要素が入ったプロンプトを送ることで、AIの回答精度が爆発的に良くなりますよ!
あらゆる業務に対応可能なので必ずマスターしてくださいね!
七里式「8+1の公式」を使わず普通に指示した場合の回答例
まずは、比較するために「8+1の公式」を使わずに普通にChatGPTに指示してみました。
科学の楽しさを伝えるための実験の説明を書いて。
ChatGPTからの回答は以下のとおりです。
科学の楽しさを伝えるための実験として、「レモン電池」を紹介します。この実験は、身近な材料を使って電気を作り出す方法を学びながら、科学の驚きを体感できるものです。
### レモン電池の実験
**目的**
身近な素材を使って電気を作る方法を学び、化学反応が電気を発生させる仕組みを理解します。
**必要な材料**
- レモン 1個
- 亜鉛メッキの釘 1本
- 銅板(または銅のコイン)1枚
- ワニ口クリップ付きのリード線 2本
- 小さなLEDライト(低電圧で点灯するもの)
- ナイフやカッター(保護者の指導のもとで使用)
**手順**
1. レモンを少し揉んで、果汁が内部で動きやすくします。これにより、化学反応が起きやすくなります。
2. レモンに亜鉛メッキの釘を半分ほど差し込みます。
3. 同じレモンの反対側に銅板(または銅のコイン)を差し込みます。釘と銅板が接触しないように注意します。
4. 釘にワニ口クリップ付きのリード線を接続し、もう一方をLEDライトの片方の端子に接続します。
5. 同じように、銅板にもリード線を接続し、LEDライトのもう一方の端子に接続します。
6. 接続が完了したら、LEDライトが点灯するかを確認します。
**実験の解説**
この実験では、レモンの中に含まれる酸(クエン酸)が、亜鉛と銅の間で化学反応を引き起こします。この反応により、電子が亜鉛から銅へ移動し、電流が発生します。LEDライトが点灯するのは、この電流が流れているからです。
**学べるポイント**
- 電池は化学反応によって電気を作り出すことができる。
- 電流が流れるためには、導体と化学反応が必要。
- 身近な材料を使って電気を作ることができることを実感できる。
この実験は子どもたちにも分かりやすく、科学の面白さを伝えるのに最適です。実際に自分の手で電気を作り出す体験は、好奇心を刺激し、科学への興味を深めるきっかけになります。
短い命令文でも生成AIがこちら側の意図を汲み取って、良い回答を出してくれています。
しかし、回答がやや一般的な印象で、個別具体的ではないですよね。
本当に欲しかった回答が得られないことも多いです。
ふわっとした命令だと、ふわっとした回答しか出てきません…。
次に七里式「8+1の公式」を使ったプロンプトで同じ指示をしていみましょう。
七里式「8+1の公式」を使ったプロンプト例
実際に七里式「8+1の公式」を使ったプロンプト例を紹介します。
1. 前提条件:
タイトル: 楽しい子供向けの科学実験の説明を書く
依頼者条件: 小学校の教師
制作者条件: 子供に科学の楽しさを伝える能力を持った人
目的と目標: 子供たちが興味を持つ科学実験の説明を作成する
2. 対象プロファイル:
名前: たけし
年齢: 10歳
性別: 男性
学年: 小学4年生
興味: ロボット、宇宙、恐竜
性格: 好奇心旺盛、活発
3. 参考情報:
実験内容: 簡単な化学反応で色が変わる液体の作成
必要な材料: 食紅、重曹、酢、水
手順:
1. コップに水を半分注ぐ
2. 食紅を数滴入れてかき混ぜる
3. 重曹を小さじ1杯入れてかき混ぜる
4. 最後に酢を少しずつ注ぐと色が変わる
4. 名詞と動詞:
{対象プロファイル}に対して、
{参考情報}を活用して、
科学の楽しさを伝えるための実験の説明を書いて。
5. 形容詞:
楽しい、分かりやすい
6. 出力形式:
話し言葉形式で書き出してください。
7. 参考フォーマット:
たけしくんへ、
<本文を記入>
楽しい実験を楽しんでね!
8. 文体指定:
カジュアルスタイルで、
親しみやすいトーンで書いてください。
8つの要素を組み合わせてプロンプトを作成することで、ChatGPTが明確な回答を生成しやすくなります。
七里式「8+1の公式」を使ったプロンプトの回答例
七里式「8+1の公式」を使った上記プロンプト例をChatGPTに送信した回答はこちらです。
たけしくんへ、
今日は、色が変わる不思議な実験をやってみよう!これは、重曹とお酢を使った簡単な化学反応の実験だよ。どう?楽しそうでしょ?
【準備するもの】
- コップ
- 水
- 食紅
- 重曹(小さじ1杯くらい)
- お酢(少しずつ入れるよ)
【やり方】
1. まず、コップに水を半分くらい注ごう。お水がベースになるんだ。
2. 次に、食紅を2〜3滴入れて、かき混ぜてみてね。好きな色にしてみよう!赤、青、緑、何色でもいいよ。
3. それから、重曹を小さじ1杯入れて、もう一度かき混ぜてね。ここからが面白くなるんだ!
4. 最後に、お酢を少しずつ注いでみて。すると、なんと!色が変わっていくよ!
お酢と重曹が反応して、泡が出たり、色が変わったりするんだ。これが化学反応っていう現象なんだよ!不思議でしょ?
楽しい実験を楽しんでね!
細かい指定をすることで、小学生にも読みやすい文章になりましたね。
こちらの要望を細かく指定することで、高精度かつ思い通りの回答が得られる!
では、8+1の各要素を1つずつ見ていきましょう。
①前提条件: 依頼者、制作者、目的を提示して方向性を指示する
前提条件は、プロンプトの目的や方向性を明確に示すために必要な要素です。
前提条件には、タイトル、依頼者条件、制作者条件、目的と目標の4項目を記載します。
前提条件がプロンプトのベースになるので、8+1の公式の中で最重要の要素です。
プロンプト例では、下記の前提条件を設定しました。
タイトル: 楽しい子供向けの科学実験の説明を書く
依頼者条件: 小学校の教師
制作者条件: 子供に科学の楽しさを伝える能力を持った人
目的と目標: 子供たちが興味を持つ科学実験の説明を作成する
前提条件では、「誰が」「何を」「どういう目的で」という3つのポイントを意識して指定することが大切です。
前提条件の4項目
- タイトル:プロンプトの全体的なテーマや目的を一言で表すタイトルを設定します。
- 例:「楽しい子供向けの科学実験の説明を書く」
- 依頼者条件:プロンプトを依頼する人の条件を示します。依頼者がどのような背景や立場にあるかを明確にすることで、回答の方向性を定めます。
- 例:「小学校の教師」
- 制作者条件:プロンプトに応答する人(制作者)の条件を示します。制作者がどのような能力や知識を持っているかを指定することで、期待する品質の出力を得やすくなります。
- 例:「子供に科学の楽しさを伝える能力を持った人」
- 目的と目標:プロンプトの最終的な目的や目標を具体的に示します。これにより、出力が目指すべき方向性が明確になります。
- 例:「子供たちが興味を持つ科学実験の説明を作成する」
前提条件の役割
- 方向性の明確化:提条件を明示することで、プロンプトの目的や期待される出力が明確になります。これにより、依頼者の意図が伝わりやすくなります。
- 品質の保証:依頼者条件や制作者条件を設定することで、特定の背景や能力を持つ人が適切な回答を生成することを期待できます。
- 具体的な目標設定:目的と目標を具体的に設定することで、出力が具体的な成果に向けて作成されるようになります。
前提条件をしっかりと設定することにより、出力が依頼者の期待に沿ったものになります。
②対象プロファイル: 対象を設定することで目標をさらに明確にする
対象プロファイルは、プロンプトがどのような対象者に向けられているかを具体的に設定する要素です。
プロンプト例では、下記の対象プロファイルを設定しました。
名前: たけし
年齢: 10歳
性別: 男性
学年: 小学4年生
興味: ロボット、宇宙、恐竜
性格: 好奇心旺盛、活発
対象プロファイルは「誰に向けてこのプロンプトを作っているのか」を明確に指定することが大切です。
対象プロファイルの役割
- ターゲットの明確化:対象者が誰であるかを明確に設定することで、出力内容が具体的なターゲットに向けたものとなり、より効果的なコミュニケーションが可能になります。
- 内容の最適化:対象者の年齢、性別、興味、性格に応じて内容を調整することで、より適切で興味を引く情報を提供できます。
- トーンとスタイルの調整:対象者の性格や興味に応じて、文章のトーンやスタイルを適切に調整することができ、より親しみやすい内容を作成できます。
対象プロファイルを詳細に設定することで、プロンプトの出力が対象者にとってより関連性が高く、効果的なものになります。
③参考情報: 回答を作成するために情報を示す
参考情報は、プロンプトの回答を作成するために必要な具体的なデータや詳細を提供する要素です。
充実した参考情報を提供することで、回答の質が高まり、依頼者の期待に応えることができます。
プロンプト例では、下記の参考情報を設定しました。
実験内容: 簡単な化学反応で色が変わる液体の作成
必要な材料: 食紅、重曹、酢、水
手順:
1. コップに水を半分注ぐ
2. 食紅を数滴入れてかき混ぜる
3. 重曹を小さじ1杯入れてかき混ぜる
4. 最後に酢を少しずつ注ぐと色が変わる
参考情報は生成AIが回答する際に必要な情報を入れます。参考情報を入れることで誤解や曖昧さが減り、依頼者の意図に合った回答の生成が可能になりますよ!
参考情報の役割
- 具体性の提供:参考情報を提供することで、プロンプトに対する回答が具体的で詳細なものになります。これにより、依頼者の期待に沿った精度の高い回答が得られます。
- 実行の容易さ:手順や必要な材料を具体的に示すことで、実際に行う際のハードルが下がり、誰でも簡単に取り組むことができるようになります。
- 理解の促進:背景情報や目的を提供することで、対象者がなぜその活動や実験を行うのかを理解しやすくなります。理解が深まることで、興味や関心も高まります。
参考情報を充実させることで、プロンプトの出力が具体的で実用的なものになります。
④名詞と動詞: 何をすべきかを名詞と動詞を使って指示する
名詞と動詞は、プロンプトに対して具体的に何をすべきかを明確に指示する要素です。
生成AIがどのようなアクションを取るべきか、どのような内容を生成すべきかを理解しやすくなります。
プロンプト例では、下記の名詞と動詞を設定しました。
{対象プロファイル}に対して、
{参考情報}を活用して、
科学の楽しさを伝えるための実験の説明を書いて。
名詞と動詞は「何を」「どうするのか」を明確に伝えましょう。特に名詞が重要でどんな名詞を入れるかで生成AIの回答が大きく変わります。
名詞と動詞の詳細
名詞と動詞を使って、プロンプトに対する具体的な指示を与えます。
実際の行動や生成されるコンテンツの核となる部分です。
- 名詞:何をするのか、誰に対して行うのかを示します。対象や内容を明確にするための要素です。
- 例:「たけしくん」、「簡単な化学反応で色が変わる液体の作成」
- 動詞:具体的に何をするのか、どのようなアクションを取るのかを示します。行動やプロセスを明確にするための要素です。
- 例:「書いて」、「説明して」
名詞と動詞の役割
- 行動の明確化:名詞と動詞を使って具体的に何をするのかを明示することで、AIがどのようなアクションを取るべきかを理解しやすくなります。
- 内容の焦点を定める:対象となる名詞(誰に対して行うのか)と、実際の行動を示す動詞(何をするのか)を組み合わせることで、出力内容の焦点が明確になります。
- 効果的な指示の提供:名詞と動詞を適切に組み合わせることで、具体的で効果的な指示を提供でき、期待される出力を得る確率が高まります。
名詞と動詞を明確に設定することで、プロンプトに対する回答が具体的で的確なものとなり、依頼者の意図に沿った結果を得やすくなります。
⑤形容詞: 名詞を修飾して回答の精度を上げる
形容詞は、プロンプトの内容をより具体的にし、期待される品質やトーンを明確にするための要素です。
形容詞を使って、回答のニュアンスやスタイルを調整します。
プロンプト例では、下記の形容詞を設定しました。
楽しい、分かりやすい
形容詞が変わるだけで生成AIの出力の方向性が変わります。「どんなイメージで出力してほしいのか」を明確にしましょう!
形容詞の役割
- ニュアンスの調整:形容詞を使うことで、回答のトーンやスタイルを調整できます。例えば、「楽しい」や「親しみやすい」と指定することで、明るくフレンドリーなトーンの回答を期待できます。
- 品質の明確化:形容詞を使用することで、どのような品質や特質を持つ回答を求めているのかを明確にできます。これにより、期待する出力の品質を高めることができます。
- ターゲットへの適応:形容詞を適切に選ぶことで、ターゲットに合った回答を提供できます。例えば、子供向けの内容なら「楽しい」や「分かりやすい」、感謝の手紙なら「感動する」や「心から」など、対象者に合わせた形容詞を選びます。
形容詞を適切に選んで使うことで、プロンプトの回答がより具体的で意図に沿ったものとなり、期待するニュアンスやスタイルを正確に伝えることができます。
今まで見てきた ①前提条件、②対象プロファイル、③参考情報、④名詞と動詞、⑤形容詞は、「何を出力するのか」についての指示です。
この先で解説する ⑥出力形式、⑦参考フォーマット、⑧文体指定は、「どのように出力するのか」を指示します。
⑥出力形式: 出力を形式で指定する
出力形式は、生成される回答を「どのような形式で出力するか」を指示する要素です。
回答のレイアウトやスタイル、形式が具体的に決まり、依頼者の期待に沿った出力を得ることができます。
プロンプト例では、下記の出力形式を設定しました。
話し言葉形式で書き出してください。
「箇条書き」「表形式」「話し言葉形式」「ニュース記事形式」など、出力してほしい形式を指示しましょう。
出力形式の役割
- 明確な期待を設定:出力形式を指定することで、依頼者の期待に沿った形式で回答が提供されます。これにより、期待外れの出力を避けることができます。
- 一貫性の確保:フォーマットやスタイルを統一することで、一貫性のある回答が得られ、読み手にとって分かりやすい内容になります。
- 特定の目的への対応:出力形式を指定することで、特定の用途や目的に適した形式の回答を得ることができます。例えば、教育用資料や報告書など、用途に応じた形式が重要です。
出力形式を適切に指定することで、プロンプトの回答が目的に合った形式で提供され、読み手にとって分かりやすく、効果的な内容となります。
⑦参考フォーマット: 文章構造を参考にするように指定する
参考フォーマットは、回答の文章構造や形式の具体例を示すことで、出力の形をより明確にする要素です。
AIがどのような構造やスタイルで回答を作成すべきかを理解しやすくなります。
プロンプト例では、下記の参考フォーマットを設定しました。
たけしくんへ、
<本文を記入>
楽しい実験を楽しんでね!
回答の方向性を指示することで、安定した回答を得ることができます。回答例は必ずしましょう!
参考フォーマットの役割
- 一貫性の提供:参考フォーマットを提供することで、回答が一貫性を持ち、読みやすくなります。これにより、期待する形式で回答が得られやすくなります。
- 品質の向上:具体的なフォーマットを示すことで、回答の品質が向上します。これは、依頼者の期待に沿った回答を提供するために重要です。
- 理解の促進:参考フォーマットを示すことで、依頼者が期待する回答の構造や形式をAIが理解しやすくなり、結果として依頼者の意図に沿った回答が生成されます。
参考フォーマットを提供することで、AIがどのような形式で回答を生成すべきかを明確に理解でき、依頼者の期待に沿った出力が得られやすくなります。
⑧文体指定: 使用する言葉のスタイルやトーンを定義する
文体指定の部分は、生成される回答がどのようなスタイルやトーンで書かれるべきかを明確に指示する要素です。
回答の雰囲気や感情表現が具体的に決まり、依頼者の期待に沿った出力を得ることができます。
プロンプト例では、下記の文体指定を設定しました。
カジュアルスタイルで、
親しみやすいトーンで書いてください。
出力する文章の雰囲気を決める要素となるのがスタイルとトーンです。スタイルを指定してから、そのスタイルに合ったトーンを指定すると良いです!
文体指定の役割
- トーンと雰囲気の調整:文体指定を使うことで、回答のトーンや雰囲気を調整できます。例えば、カジュアルなスタイルで親しみやすいトーンを指定することで、リラックスした雰囲気の回答が得られます。
- 目的に合わせた表現:目的に応じた文体を指定することで、回答がより効果的になります。例えば、感謝の手紙では感情を込めた文体、教育的な内容では分かりやすく親しみやすい文体を指定します。
- 対象者に応じた対応:対象者に応じて適切な文体を選ぶことで、読み手にとって理解しやすく、受け入れやすい回答を提供できます。例えば、子供向けにはカジュアルで親しみやすいトーンが適しています。
文体指定を明確にすることで、AIがどのようなスタイルで回答を作成すべきかを理解しやすくなり、依頼者の意図に沿った出力が得られやすくなります。
プラス1(追加情報):再度指示で精度が上がる
プラス1は、生成AIに対してさらに具体的な指示を与えるための補足情報です。
この情報を提供することで、AIが依頼者の意図をより正確に理解し、期待される出力を生成しやすくなります。
追加情報の例は下記の通りです。
- 情報の不足
- 「もっと詳しく教えて。」「具体的な例を出して。」「深く掘り下げて説明して。」
- ChatGPTの誤解
- 「違う。もう一度試して。」「私が欲しいのはこれじゃない。」「基本的な情報を教えて。」
- 成果物の不明確
- 「はっきりした答えを。」「目的を教えて。」「簡単な手順を説明して。」
- 視覚的サポートの欠如
- 「表で見せて。」「この文章形式で書いて。」「箇条書きを多くして。」
- 創造性の欠如
- 「新しい情報は?」「違った視点から教えて。」「他とは異なる方法は?」
- 文体の不一致
- 「もっとカジュアルに話して。」「正式な言葉を使って。」「簡単な言葉で説明して。」
- 知識レベルの不一致
- 「基本的なことから教えて。」「もっと専門的に詳しく。」「初心者向けに説明して。」
- 単語の不適切
- 「難しい言葉を避けて。」「業界の用語を使って説明して。」「日常の言葉で話して。」
- 情報の過剰
- 「要点だけを教えて。」「短くまとめて。」「最も重要な3つの点は?」
- 具体的な行動が見えない
- 「どうやって使うの?」「実際のステップを教えて。」「実用的な方法を示して。」
一度生成された回答について再度指示するのが「+1」の追加情報です。一度で終わらせず何度かやり取りすることでさらに精度の高い回答を得ることができます!
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